あまり聞かないが意外と飲みやすい!「中硬水」とはいかに?!
2016/07/31
中硬水は、その名の通り「軟水」と「硬水」の間のミネラル分を含んだ水の事を言います。日本での一般的な基準で101mg以上~300mg/l 未満、世界基準であるWHOの基準で60~120mg/l 未満までの水の事です。中硬水の特徴としては、硬水よりも比較的飲みやすい事です。例えば、日本料理で硬水を使用した場合、アクが出るなどミネラル分が料理の邪魔をしてしまいがちですが、中硬水は料理での使用に適しており、非常に使いやすいのです、また。お茶、コーヒーにも適しており、飲みやすい軟水と同じような使い方ができます。
また、ミネラル分が多い硬水ほど味にクセがないので、加熱せずそのままストレートに飲む事もできます。最も良い点は、ミネラル分も適度に含んでいて硬水のように特別飲みにくいというわけではない為、飲みにくい硬水に比べミネラル分の補給ができやすい点でしょう。
日本で販売されている市販のミネラルウォーターでは
・ヴァルス(フランス)→硬度111mg/L
・サンブノ(フランス)→硬度132mg/L
・サンベネデット(イタリア)→硬度235mg/L
※彩都の水もです。
☆中硬水のメリット
・胃腸への負担がない
・老廃物の排出を促進する効果がある
・美肌効果
・料理に使うと風味が増す
・硬水に比べて飲みやすい
・ダイエットにも最適(ミネラル分の補給になる為)
☆どのような使い方がいいの?
①鍋物のスープ
軟水は素材への浸透性が高く材料自体を柔らかくしすぎてしまい、逆に硬水だとアクが出すぎてしまいます。その点中硬水は、煮込んでも素材が柔らかすぎず硬すぎずで美味しさを残すことができるのです。
②焼酎、ウィスキーの水割り
焼酎やウィスキーの水割りにはミネラル成分が含まれている水が良く、味をまろかなにする作用があります。
③ 赤ちゃんのミルクや離乳食
お腹を下しやすい硬水に比べ、ミネラル成分が少ないためお腹に優しく、無味無臭でクセがないため最適です。
④ コーヒー、紅茶、お茶
特にコーヒーは、硬水に比べミネラル成分がないため、香りや口当たりが良く飲みやすくなります。