「原水」の種類
2018/12/01
市販されるミネラルウォーターにもさまざまな種類がありますが、今回は「原水」の種類についてのお話です。
農林水産省が定める「ミネラルウォーター類の品質表示ガイドライン」によると、ミネラルウォーター類の主な原水は7種類となっています。
1・浅井戸水
浅井戸(地下20メートル地点までに存在する、岩盤のような水を通さない、または通しにくい層までの長さに掘られた井戸)からポンプなどで引き上げた地下水のことです。水を通さない層(第一不透水層)の上は軟らかい地層で大きな圧力がかからないので、不圧地下水または自由地下水とも呼ばれます。
2・深井戸水
深井戸(通常30メートルより深く掘ってある井戸)から引き揚げた地下水、または浅い不透水層(第一不透水層)と、それより深いところにある不透水層に挟まれた地下水のことです。上下の不透水層から圧力を受けるため被圧地下水とも呼ばれ、安定した温度や水質が特徴です。
3・湧水(ゆうすい)
自然に地上に湧き出てきた水を指します。人工的に掘削を行った場合でも、ポンプなどで引き上げることなく自然に湧き出てきた場合は湧水と呼ばれます。
4・鉱泉水
湧水のうち、ミネラル成分や炭酸ガスを含み、かつ水温が25℃未満の水を指します。
5・温泉水
湧水のうち、ミネラル成分や炭酸ガスを含み、かつ水温が25℃以上の水を指します。
6・伏流水
河川の流水が地面の下へ浸透して流れることでできる、極めて浅い地下水。地中で自然にろ過が行われるため、水質が良く安定しています。
7・鉱水
ポンプなどで取水した地下水のうち、鉱物質を多く含む水のことです。
彩都の水は原水の種類としては、鉱泉水にあたります。