若水(わかみず)とは?
2020/01/06
立春の際や元日に初めて汲んだ水のことを「若水」といいます。
平安時代の古くよりこの水は、一年の邪気を払ってくれる縁起のよい水とされていました。
別名「初水」「福水」とも呼び、その水を神棚にお供えしたり、雑煮、茶などに利用していました。
昔は、立春や元旦の早朝に、井戸や湧き水を汲みに行く「若水迎え」という風習がありました。
この「若水迎え」、縁起のよい方角にある井戸や湧水から汲む、汲みに行って帰るまで誰とも口をきいてはならない、 水を汲む時は「黄金の水を汲みます」と唱えなければならないなど地域によって、さまざまなルールがあったようです。
現代では、湧水を汲みに行ったり、井戸から水を汲み上げて使う機会がありませんので、水道水やペットボトルの水でも大丈夫です。
縁起のよいと言われる「若水」に願いを込めてみてはいかがでしょうか。