夏の正しい水分補給
2020/07/01
これからの季節、ニュースなどでも耳にすることが多くなる脱水症・熱中症・熱射病。夏場は汗をかく分、特に意識して水分の摂取を心がける必要があります。
しかし水分補給として一度に大量の水を摂取すると、かえって体内の電解質バランスを崩して体調不良を引き起こしてしまいます。
これは大量の発汗によってナトリウム、つまり塩分がいつもより大量に失われてしまっているからです。
そこで体内の塩分や糖分のバランスを整えるために、水分だけでなく汗で失われる塩分(ナトリウム)の補給も必要になってくるのです。
水分補給の量は、かいた汗の量を目安にしてください。
塩分(ナトリウム)補給は、水と一緒に塩昆布や梅干しなどがおすすめです。
その他、ナトリウムが含まれたキャンディーやイオン飲料などもたくさん発売されていますので、上手に活用してください。
特に抵抗力の弱いお子さんが口にするものは何より安全性を第一に考えたいですね。
そして過酷な夏を経験するのは、私たち人間と同じく植物だって同様です。
植物は根から水分を吸収し、葉や幹(茎)からの蒸散作用によって水分を放出しています。
日照りなどによって吸収より蒸散の方が上回ると、葉がしおれ、落葉し、枯れてしまいます。
夏期の直射日光が強い日中には、葉や茎が焼けてしまうので絶対水をかけないようにしてください。
7月〜9月の日照りが続くようなときは、1日に2回(朝・夕方)の水やりが必要です。
朝方は午前9時頃までに、夕方は午後5時以降にやるとよいでしょう。
お庭などがあるご家庭は参考にされてください。
正しい水分補給で暑い夏を乗り切りたいですね。