飲みかけのペットボトルは危険?食中毒に要注意!
2023/05/01
ペットボトルはコンビニや自販機など、どこでも買うことができ、フタもついているので持ち運びにも使えるとても便利なアイテムです。
ですが、一度口をつけて飲んだペットボトルは、中で細菌が繁殖してしまい食中毒の危険性が高まっているということをご存じでしたか?
菌は25〜30℃で一番繁殖しやすいので、特に気温が高くなってくるこれからの季節は最も注意が必要です。
◆なぜ、ペットボトルに菌が繁殖するの?
では、なぜ直接口をつけて飲んでしまうとペットボトルに菌が繁殖してしまうのでしょうか?
それは、人の口の中にはたくさんの口内細菌がいるからです。そのため、ペットボトルに口をつけて飲むと飲み口から細菌が入り込み、ペットボトルの中で菌が繁殖してしまうのです。
中でも麦茶は無添加で保存料が入っていない物も多く、原料に含まれている麦などの炭水化物が菌の大好物であるため、他の飲み物に比べて繁殖しやすい傾向にあります。
また、コーヒー飲料はミルクや砂糖を含むものが多く菌が繁殖しやすいので、特に注意が必要です。
◆細菌を増やさないために
細菌を増やさないためにはどのようなことに気をつけた方が良いのでしょうか?
一番理想的なのは、ペットボトルに直接口をつけて飲まずコップに移して飲むことです。
コップを使って飲んだとしても、一度開封して外の空気に触れるので全く菌が繁殖しないわけではないですが、口内細菌の混入は防ぐことができます。
ですが、外出先などいつでもコップで飲めるわけではありませんよね。
ペットボトルに直接口をつけて飲んだ場合は、以下のことを意識してできるだけ菌を繁殖させないよう気をつけましょう。
・できるだけ早めに飲み切る
・残ってしまったものは冷蔵庫に入れて、早めに飲み切る
・早く飲み切れるよう、はじめから小さいサイズを選ぶ
◆まとめ
菌が繁殖しても見た目や味に変化がないことが多く、気がつかないで飲んでしまった場合、嘔吐下痢などの食中毒の症状が出る場合があります。
また、飲料の種類や環境によって菌の繁殖スピードが違うので一概に「開封後○時間までOKです」と言うことはできません。
どうしても残ってしまった分に関しては「もったいないな」と思うのではなく思い切って破棄する勇気も必要です。
ペットボトルの飲み残しは食中毒のリスクがあることを理解し、早めに飲み切ることを意識しましょう。