意外と知らない?トイレタンクの水の秘密
2023/10/01
私たちの日常生活で欠かすことができない存在である「トイレ」。トイレを使用するたびにたくさんの水が使用されているのですが、トイレタンクの「水」のことは普段意識されていないのではないでしょうか?
実は、このタンクの水は私たちの生活環境を清潔に保つ役割を果たしています。
そこで今回は、トイレタンクの水の秘密についてご紹介していきたいと思います!
1回に使われる水の量は?どれくらいでしょうか?
従来のタンク式トイレでは1回の洗浄に約13リットルの水が使われていました。短時間で使用する水としてはかなり量があるため、トイレの節水は大きな課題でした。
そこで、近年は環境問題などを考慮して節水型トイレが一般的となってきました。
節水型トイレは従来のトイレと比べ約半分の4.5〜6リットル程度の水の量で使用することができます。また、2つのボタンがつき使用する水の量を状況に応じて選ぶことができるデュアルフラッシュトイレも登場しさらなる節水効果が期待されています。
最先端の技術を持つトイレは乾燥地帯や水不足が問題となっている地域では、とても重宝されています。
そしてトイレタンクの水は定期的なメンテナンスが必要です。
3〜6ヶ月に1回のペースでタンクの蓋を取り外し、タンクの内部の水を確認してください。
汚れやカビなどの汚れを洗浄します。タブレット型の洗浄剤やクリーナーもありますが、部品に害のないものを選ぶようにしましょう。洗浄剤の中には、部品の劣化が起こるものがあるので注意してください。
また、水漏れしている可能性もあるのでタンク内部の不具合もしっかりチェックしましょう。
このトイレタンクの水は飲めるのでしょうか?
ほとんどの家庭のトイレのタンクは同じ給水システムから補給されるため、基本的には飲料水と同じ水が使われています。
しかし、トイレのタンクは閉じられているため長期間清掃されていないことが多く、タンク内にはバクテリアやカビなどが繁殖している可能性があります。
そのため、トイレのタンクの水は飲料水として使用しないほうが良いと言えるでしょう。
最近では手をかざすだけで流すことができる非接触センサー搭載のトイレや、より効率的な流水デザインで最小限の水で最大の洗浄効果を得られる技術が導入されているトイレが登場しています。
意外と身近だけど、意識しないと気付かれない存在であるトイレタンクの水。
今後もますます環境への配慮や利便性の向上を目的に技術の進化が期待されます。
ぜひ、みなさんも注目して見てみてくださいね!