水の賞味期限
2026/01/01

災害への備えとして、ペットボトルの水を自宅に備蓄している方も多いのではないでしょうか?しかし、ふと気づくと「賞味期限」が切れていた……という経験はありませんか?
「水は腐らないはずなのに、なぜ期限があるの?」 「期限が切れたら捨てなきゃいけないの?」
今回は、そんな疑問にお答えしながら、意外と知られていない水の賞味期限の真実と、賢い活用法について解説します。
💧水に賞味期限がある本当の理由💧
実は、純粋な水には「腐る」という概念がありません。 市販されているミネラルウォーターなどは、殺菌・除菌処理が施され、不純物が取り除かれているため、理論上は半永久的に腐ることはないのです。
では、なぜ賞味期限が記載されているのでしょうか? 主な理由は「容器(ペットボトル)」の特性にあります。
🔵内容量が減ってしまうため
ペットボトルは完全に密閉されているように見えますが、実は気体透過性があり、ごくわずかに空気を通します。長期間保存すると、中の水分が少しずつ蒸発し、表示されている容量(500mlや2Lなど)を下回ってしまう可能性があります。計量法という法律上、表示容量を確保できる期間として期限が設定されています。
🔵におい移りを防ぐため
周囲の強いにおいがボトルを通して水に移り、風味が落ちてしまうことがあります。「おいしく飲める期間」の目安という意味合いも強いのです。
💧期限切れの水は捨てずに使える?💧
「期限が切れたらすぐに飲めなくなる」というわけではありません。 未開封で適切に保存されていた場合、期限が多少過ぎていても、中身が変色していたり異臭がしたりしなければ、飲んでも健康上の問題はないと言われています。
しかし、風味が落ちている可能性はあるため、そのまま飲むことに抵抗がある場合は、以下のような生活用水として活用するのがおすすめです。
🔵手洗いや洗顔用
🔵食器洗いや洗濯用の水
🔵家庭菜園や観葉植物への水やり
🔵トイレを流す水(断水時など)
せっかくの資源ですから、そのまま捨ててしまうのではなく、掃除や生活の中で有効活用しましょう。
💧おいしく安全に保つための保存ポイント💧
水を長持ちさせるためには、保存場所が重要です。 直射日光が当たる場所や高温になる場所(ベランダや車内など)は避け、冷暗所で保管しましょう。
また、意外な落とし穴が「においの強いものの近く」です。 防虫剤、ガソリン、洗剤、芳香剤などの近くに置くと、ボトルを透過して水ににおいが移ってしまいます。備蓄庫に入れる際は、これらの近くを避けるようにしてください。
おすすめは「ローリングストック」 普段飲む水を少し多めに買い置きし、古いものから消費して、使った分だけ買い足す「ローリングストック法」なら、常に新しい水を備蓄でき、賞味期限切れの心配もありません。
💧まとめ💧
水の賞味期限は、「水が腐る期限」ではなく、「表示量を確保し、おいしく飲める期限」のことでした。
万が一期限が切れてしまっても、生活用水として十分に役立ちます。これを機に、ご自宅のストックの賞味期限や保存場所を一度チェックしてみてはいかがでしょうか? 正しい知識で水を管理し、安心な毎日を送りましょう。

