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そもそもミネラルウォーターって?

2016/05/31

皆さん、今から水が美味しく感じられる季節になってきましたね。

そう、汗をかきすぎた時には、やはり水ですよね!

私も自動販売機の前でもお茶でも甘〜いジュースでもなく、迷わず水を買ってしまいます。

でも、売っている水にもたくさん種類が出てきて、結構困ることってありませんか?

そこで、今日の記事は天然水とミネラルウォーターの違いを探っていきますね。

1.天然水とミネラルウォーターの違いって?

実は、天然水とミネラルウォーターはどちらも地下水が原水なのです。

そういった観点から、大半の方は市販されている天然水とミネラルウォーターは一緒という感覚で認識していると思われます。

しかし、天然水とミネラルウォーターは処理方法が違うので、水の品質も異なってきます。

①天然水(ナチュラルウォーター)
天然の水源及び地下から汲み取った特定の水の事で、加熱・殺菌・濾過以外の処理はしてはいけないことになっています。

余談ですが、日本とは違い、EUでは加熱・殺菌処理等が全くされない本当の天然の水がナチュラルウォーターとして定義されています。

特筆すべき点は、天然水には、ミネラル成分(無機成分)の有無は問われていない事です。

言うならば、近くの山で汲んできた水を上記の加工方法で行えば、自然の水、として販売もできるのです。

普通は手間なのでしませんが(笑)※あくまで特定の水に限られます。

②ナチュラルミネラルウォーター
ナチュラルミネラルウォーターは、天然の水源から取った水で、加熱・殺菌・濾過以外の処理はしません。ここまでは、天然水と同じですが、決定的に違う点は、ミネラル成分が天然の状態で入っている水かという点です。

ミネラルとは、地下水などの状態の時に地層や岩石から、マグネシウム・鉄などの無機成分が溶け込んだものです。

よくイメージされた事がある「天然水」ではないでしょうか。

③ミネラルウォーター
ミネラルウォーターは、ナチュラルミネラルウォーターの水に、ミネラル分を調整して入れたり加工している水の事を言います。

また、他の水とブレンドして、水の成分を調整しているものもあります。

この場合は、ナチュラル(天然)と記載することができません。

ナチュラルミネラルウォーターにミネラル分の調整やブレンド(複数の水源の水の混合)を行った水です。
アメリカでは非加熱のオゾン曝気殺菌,紫外線殺菌を主に行います。

④ボトルドウォーター
ボトルドウォーターは、天然の水源や、地下水以外の水源から取った水で、原水の成分を大きく変更した水のことです。

電子水、海洋深層水は、ボトルドウォーターの分類です。

余談ですが、最近家庭用でも出回り始めたウォーターサーバーの多くに使用されているRO水は逆浸透膜で濾過した水なので原水のミネラル分に影響があり、濾過後に人工的にミネラルを加える事もあるのです。

2.ミネラルウォーターのいいところ

ミネラルウォーターの長所は、化学処理によって脱臭・殺菌が行われているため、安全性が高いところが特徴ですが、同時に天然のミネラル分も失われてしまうため、ミネラルの配合が必要となります。

3.ナチュラルな天然水のいいところ

天然水は濾過・沈殿・加熱殺菌のみの加工なので、採水時のミネラルをそのまま含有しており、天然水本来の味を保っています。

まとめ

健康にいいのは、ミネラルウォーター?それとも天然水?

健康の観点から考え、天然水は必要最低限の処理を施しているに過ぎません。

ただ、ミネラルウォーターの場合は、人工的に作られたミネラルを含ませるので、ミネラル成分を過度に摂取してしまう可能性もあります。

それらを考慮すると、天然のミネラルを身体に吸収することができる天然水、特にナチュラルミネラルウォーターを飲むのが良いと思いますね。