美しい「水」のことば
2019/04/01
春、桜がきれいですね。今日は新しい元号「令和」の発表もあり、新年度、また、月曜日でした。
あらゆることが動き出す、春の新しい芽吹きを感じる一日となりましたね。
新元号の言葉の響きや漢字のイメージを、皆さんはどう受け止められたでしょうか。
今回は「水」という感じを使った、美しいことばをご紹介したいと思います。
水声 すいせい
水の流れる音のこと。
音ではなく声とする表現が、水が生き物であることを表しているように思えます。
水明 すいめい
澄んだ水が日や月の光で美しく輝いて見えること、また、清らかな水が日光に照らされて、はっきり見えること。
また、「明鏡止水」という四字熟語は邪念がなく、澄み切って落ち着いた心を表します。
水陰 みかげ
水におおわれた所。水のかげのこと。
「水陰草」とは和歌において、多くは天の川をそう呼びます。
水鞠 みずまり
飛び散る水玉の大きなもの。
水菓子 みずがし
果物のこと。
羊羹やゼリーなどの水分の多いお菓子という意味で用いられることもありますが、誤用と見なされることもあり。
自由自在にその形を変える水は、古くから詩に詠まれ、多くの美しい表現があるようですね。