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水に関する法律

2019/11/01

この地球にとって大切な資源である「水」。
水は、国の法律によっても守られています。
代表的な水に関する日本の法律をいくつかご紹介します。

●水循環基本法
水循環に関する施策における基本理念を定め、それにより健全な水循環を維持・回復させる目的があります。
2014年7月1日に施行されました。
この法律により、国民に健全な水循環についての理解や関心を深める日として、8月1日は水の日と定められました。

●水質汚濁防止法
公共用水域の水質汚濁の防止に関する法律です。
1971年6月24日に施行されました。
前身である公共用水域の水質の保全に関する法律および工場排水等の規制に関する法律は、この法律の施行に伴い廃止されています。
一条には「工場及び事業場から公共用水域に排出される水の排出及び地下に浸透する水の浸透を規制するとともに、生活排水対策の実施を推進すること等によって、公共用水域及び地下水の水質の汚濁(水質以外の水の状態が悪化することを含む。以下同じ)の防止を図り、もって国民の健康を保護するとともに生活環境を保全し、並びに工場及び事業場から排出される汚水及び廃液に関して人の健康に係る被害が生じた場合における事業者の損害賠償の責任について定めることにより、被害者の保護を図ることを目的とする」とあります。

●水道法
水道事業について定める法律です。
清浄・豊富な水の供給をはかり、公衆衛生の向上と生活環境の改善に寄与することを目的として制定1957年に制定されました。
上水道水源、水道施設の清潔保持、水質基準、施設基準を定めています。水道事業、水道用水供給事業の経営に厚生大臣の認可を要することなどが定められています。

●水資源開発促進法
1961年に制定され、水資源の開発促進等を定めています。
まず、産業の発展や都市人口の増加に伴い、広域的な用水対策が必要な水系を「水資源開発水系」として国土交通大臣が指定します。その水資源開発水系において「水資源開発基本計画(通称:フルプラン)」を決定します。
水資源開発水系として指定されているのは、利根川、荒川、豊川、木曽川、淀川、吉野川、筑後川の7つの水系です。


いかがでしょう。
国が国民に対して水に関する意識を高めるため、国民を守るため、地球を守るために様々な法律があることがわかりますね。

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