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福茶

2021/01/04

お正月や新春には「福茶」もしくは「大福茶」と呼ばれるお茶をいただく習慣が残っています。
主に関西でよく見られるもので、他の地域では少し珍しい習慣かも知れません。

この「福茶」は、昆布と梅干しのいずれか、あるいは両方が入ったお茶で縁起ものと言われています。
また節分の際にも、上記に豆まきに使った豆を三粒ほど入れ飲んでいる場合もあります。

実は、歴史はとても古く946年当時、在位した村上天皇が毎年お正月に梅干し入りのお茶を飲んだことから広まったと言われています。
当時、天皇が一服するお茶ということで「皇服茶」と呼ばれていたようです。

縁起物としてはもちろん、お酒を飲みすぎた時にも「福茶」はおすすめです。
ミネラルたっぷりの昆布と、胃腸を守る梅干しが、二日酔いや、飲みすぎ・食べすぎに大きな効果があります。

特別な製法やレシピはなく、煎茶に昆布と梅干しを入れるだけです。
お好みの分量や配合を追求してみたりと、各家庭ならでは「福茶」を楽しんで見つけてください。
縁起物として飲む場合は、1年の無病息災をお祈りしながらいただきましょう。

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