水筒
2021/10/01
命を支える水・・・そんな大切な水を貯えるため、昔から人々はアイデアを振りしぼり、様々な容器を作りだしてきてました。そんな容器の歴史は古く紀元前3000年ごろには中国やヨーロッパでは古くから『動物の皮革』を縫い合わせて容器として利用していたと言われています。
そして貯えた水を持ち運ぶ容器として水筒が誕生します。ここ日本でも『皮革』はもちろんのこと『ひょうたん』や『竹』やで出来た水筒が使われてきました。特に竹筒がよく用いられ、現在の水筒の原型になったと言われています。
江戸時代になると、そうした水筒に漆を塗ったり、家紋を入れたりして持ち歩いたそうです。その後、1897年(明治30年)頃になると『アルミ製の水筒』が多く使われるようになりました。軍隊が戦地で使うためにフタの部分に方位磁石の付いたものや、皮の紐が付いていて、肩から斜めに掛けられる仕組みの水筒も登場しました。
そして戦後、水筒の世界は大きく変化します。『プラスチック製』や『ステンレス製』などの水筒が、さらには『魔法瓶』が普及するようになって『魔法瓶の水筒』と呼ばれる革命的な水筒が登場しました。その後も水筒の進化は進み、保温・保冷効果を備え、かつ頑丈で割れないような水筒が普及していきました。
そして現代の水筒に用いられるものは、主にアルミニウム、ポリカーボネートをはじめとした各種の合成樹脂、ステンレス、さらにチタンなど軽くて強度のある材料で作られ、学校での遠足やピクニック・外出・職場など多くの場所で愛用されるようになりました。最近では、スープやおかゆを入れておくために適した形状のものなどが登場し、水筒の多様化が話題になっています。『マイボトル』と呼ばれたりたりもしてますね。進化した水筒の中から皆さんのお気に入りのマイボトルを見つけてくださいね。