世界水の日
2024/03/01
みなさんは「世界水の日」をご存知でしょうか?
「世界水の日」とは、毎年3月22日に設けられた国際的な記念日で水資源の重要性について認識を高め、持続可能な水利用を促進することを目的としています。
◆私たちが抱える深刻な「水不足問題」
私たちが住んでいる地球は「水の惑星」と呼ばれていますが、その水の多くは塩水であり利用可能な淡水は非常に貴重なものです。ちなみに淡水は全体の2.5%と言われています。いかに貴重なものかを感じさせられますよね。
近年、人口増加や産業化都市化の進展に伴い、水不足や水資源の汚染が深刻になってきています。さらに気候変動の影響により、水の安定的な配給と品質が不安定化する傾向があり、水に関する課題は年々深刻な社会的な問題となっています。
こうした問題に対する関心を喚起し、解決策を模索するため、1992年に国際連合により「世界水の日」が制定されました。
国際連合は2030年までに持続可能な水を確保することを目指しており、この目標達成に向けた行動を促進するためにも、世界水の日は重要なイベントの1つとなっています。
◆世界水の日を「水の重要性」を考えるきっかけにしよう!
教育機関や地域コミュニティでは、水資源の重要性や持続可能な利用方法について啓発活動を行い次世代を担う若者に向けて水資源の保護と管理について学ぶ機会を提供しています。
若い世代にとって、将来水の問題に直面した時に積極的に貢献できるようになるためにも水に関する正しい知識を深めることは重要です。
日本のように水が豊富な国では、水不足の危機感を感じにくいかもしれませんが、世界的にみると水の持続可能な利用は深刻な問題です。
「世界水の日」は国際的な会議の場だけでなく地域団体や個人レベルでも水資源の重要性を認識し、行動をするきっかけになります。
例えば
・歯磨きや髭剃り、皿洗いの時に水を出しっぱなしにしない
・節水シャワーヘッドを利用する
・ガーデニングや車の洗車に雨水を利用する
など、誰でも簡単に取り入れることができる水の節約方法を日常生活の中で意識的に取り組んでみてください。
1人1人の力は小さいかもしれませんが、積み重ねることで水不足解消への大きな1歩となります。
ぜひ、個人では何もできないと思わず3月22日の「世界水の日」には私たちの生活に欠かすことができない水について意識をむけて、水の節約や水資源の保護などに取り組んでみてくださいね!