最新情報

若水(わかみず)とは?

立春の際や元日に初めて汲んだ水のことを「若水」といいます。
平安時代の古くよりこの水は、一年の邪気を払ってくれる縁起のよい水とされていました。
別名「初水」「福水」とも呼び、その水を神棚にお供えしたり、雑煮、茶などに利用していました。

昔は、立春や元旦の早朝に、井戸や湧き水を汲みに行く「若水迎え」という風習がありました。
この「若水迎え」、縁起のよい方角にある井戸や湧水から汲む、汲みに行って帰るまで誰とも口をきいてはならない、 水を汲む時は「黄金の水を汲みます」と唱えなければならないなど地域によって、さまざまなルールがあったようです。

現代では、湧水を汲みに行ったり、井戸から水を汲み上げて使う機会がありませんので、水道水やペットボトルの水でも大丈夫です。
縁起のよいと言われる「若水」に願いを込めてみてはいかがでしょうか。

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水を飲まない動物?

水はあらゆる生き物の生命の源。
私たち人間も、動物も、虫や魚たち、植物。
あらゆる生き物が水の中に生きるか、水を摂取して生きています。

しかし、なんと「水を飲まない動物」が存在する?というのです。
その動物の名前がそのまま「水を飲まない動物」という意味なのですが、皆さんはご存知ですか?

その動物のは前は、実は「コアラ」。
先住民族アボリジニの言葉で「水を飲まない動物」という意味なのだそうです。

実際にコアラはほとんど必要な水分をユーカリの葉から摂取し、あまり水を飲まないのだそうです。
また、ユーカリの葉には毒素が含まれているのでですが、これを分解・消化できる動物はコアラだけなのだそう。

何て不思議な動物なんでしょう。

しかし、コアラはユーカリから水分をとっているだけで、水分が必要ないわけではありません。
乾燥したユーカリからは水分が取れないので、ブッシュファイヤー(オーストラリアで発生する山火事)の後などには、水を飲もうとしているコアラをダムなどで救出することがあるとのことです。

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水に関する法律

この地球にとって大切な資源である「水」。
水は、国の法律によっても守られています。
代表的な水に関する日本の法律をいくつかご紹介します。

●水循環基本法
水循環に関する施策における基本理念を定め、それにより健全な水循環を維持・回復させる目的があります。
2014年7月1日に施行されました。
この法律により、国民に健全な水循環についての理解や関心を深める日として、8月1日は水の日と定められました。

●水質汚濁防止法
公共用水域の水質汚濁の防止に関する法律です。
1971年6月24日に施行されました。
前身である公共用水域の水質の保全に関する法律および工場排水等の規制に関する法律は、この法律の施行に伴い廃止されています。
一条には「工場及び事業場から公共用水域に排出される水の排出及び地下に浸透する水の浸透を規制するとともに、生活排水対策の実施を推進すること等によって、公共用水域及び地下水の水質の汚濁(水質以外の水の状態が悪化することを含む。以下同じ)の防止を図り、もって国民の健康を保護するとともに生活環境を保全し、並びに工場及び事業場から排出される汚水及び廃液に関して人の健康に係る被害が生じた場合における事業者の損害賠償の責任について定めることにより、被害者の保護を図ることを目的とする」とあります。

●水道法
水道事業について定める法律です。
清浄・豊富な水の供給をはかり、公衆衛生の向上と生活環境の改善に寄与することを目的として制定1957年に制定されました。
上水道水源、水道施設の清潔保持、水質基準、施設基準を定めています。水道事業、水道用水供給事業の経営に厚生大臣の認可を要することなどが定められています。

●水資源開発促進法
1961年に制定され、水資源の開発促進等を定めています。
まず、産業の発展や都市人口の増加に伴い、広域的な用水対策が必要な水系を「水資源開発水系」として国土交通大臣が指定します。その水資源開発水系において「水資源開発基本計画(通称:フルプラン)」を決定します。
水資源開発水系として指定されているのは、利根川、荒川、豊川、木曽川、淀川、吉野川、筑後川の7つの水系です。


いかがでしょう。
国が国民に対して水に関する意識を高めるため、国民を守るため、地球を守るために様々な法律があることがわかりますね。

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噴水について

公園や、広場、商業施設に学校、あらゆるところに建設されている「噴水」。
ライトアップされたり、音楽に連動して吹き上げたり、人を楽しませる演出も多くありますね。

今回は、水を使って、人々の目を楽しませる噴水の起源を少しだけご紹介します。

噴水の起源は、なんと、メソポタミア文明だと言われています。
バビロンの空中庭園のように、水をくみ上げて流す技術はずっと古くからあるのです。
また、ローマ神話にも「ユトゥルナ」という噴水や泉を司る女神がいます。
ヨーロッパの噴水で神話の神々がモチーフになっているものが多くあるのは、そのせいかもしれませんね。

日本最古の噴水は文久元年(1861年)に作ったもので、兼六園にあります。
加賀藩藩主、前田斉泰の命によるものです。
人工的な動力は使われいない、逆サイフォンという仕組みを利用しています。

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世界の台風と名前

日本では8月、9月に多くやってくる台風。
毎年避けられない強い風と雨で、様々な被害をもたらします。
風雨が酷くなければ恵みの雨となりますが、こればかりは人間の力ではどうにもなりませんね。

台風はいわゆる「熱帯低気圧」のこと。
この「熱帯低気圧」は地域ごとにいろいろな呼び方があります。

強さの分類基準であるトロピカル・サイクロン(Tropical Cyclone)には、北西太平洋・アジアでは台風またはタイフーン(typhoon)、アメリカなどの北中米ではハリケーン(hurricane)、その他の地域ではサイクロン(cyclone)と呼ばれるものが存在します。
これらは同一の気象現象を指し、違いは姿や大きさによる分類ではありません。
また、サイクロンは(Cyclone)一般的な低気圧の総称でもあります。

 

面白いことに、この熱帯低気圧の呼び名は、神話からきているものが多いようです。

台風(typhoon)
語源はギリシャ神話のデュポン(typhoon)、ゼウスをもっとも苦しめた怪物です。

ハリケーン(Hurricane)
語源はカリブ海の邪神ウラカーン(huracan)、「暴風の神」の名前です。

サイクロン(Cyclone)
語源はギリシャ語のkyklon(circle)、「回る」や「旋回」という意味があります。

ちなみに、渦巻きの方向は北半球と南半球で逆方向となっています。

 

また、日本にやってくる台風は発生から1号、2号と順に呼ばれますが、実は名前がついています。
この名前は、平成12年(2002年)以降、西太平洋・南シナ海で発生する台風防災に関する各国の政府間組織である「台風委員会」によって固有の名前(加盟国などが提案した名前)が付けられているのです。

台風第1号にカンボジアで「象」を意味する「ダムレイ」という名前が付けられました。
以降、発生順にあらかじめ用意された140個の名前を順番に用いていきます。
そして再び「ダムレイ」に戻ります。
台風の年間発生数の平年値は25.6個ですので、おおむね5年間で台風の名前が一巡することになるそうです。

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流しそうめん

夏を感じさせる食べ物、そうめん。
今回は、水とそうめんを一緒に流しながら皆でそうめんをすくって食べる「流しそうめん」についてのお話です。

「流しそうめん」の発祥の地は宮崎県高千穂町。
昭和30年頃に、田畑での農事の合間に青竹に高千穂峡の冷水を流し、そうめんを食べていたことが始まりです。
その後、商業的にもアピールされ、日本の夏の風物詩として定着しました。
意外にも、その歴史はそう古いものではなかったんですね。

また、「流しそうめん」は竹樋(または竹に模したプラスチック製の物)にそうめんを流したもの、「そうめん流し」はテーブルに着いた状態でそうめん流し器などで人工的な流水にそうめんを流したものを指します。

この夏は、ぜひおいしい彩都の水で、そうめんを楽しんでみてくださいね。

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世界の「水の都」

一般に、河や水路などで都市の景観が形成されている都市を「水の都」という愛称で呼びます。
生活に密着した水とともにある世界の街を、写真でいくつがご紹介します。

どの都市も、穏やかな運河、行き交う船、優美な橋......とても美しいですね。

●ブルージュ(ベルギー)

1ブルージュ
●ストックホルム(スウェーデン)

2ストックホルム
●アヌシー(フランス)

3アヌシー
●ヴェネツィア(イタリア)

4ヴェネツィア
●サンクトペテルブルク(ロシア)

5サンクトペテルブルク
●アムステルダム(オランダ)

6アムステルダム
●蘇州(中国)

7蘇州

水無月

6月になりました。春と夏の境目、梅雨の季節ですね。

「水無月(みなづき)」は陰暦(旧暦)で6月のこと。
陰暦は季節感がわかる和風な表現で各月を表現しており、明治時代以前に使われていていました。水無月はその6番目の月です。
現代では陽暦(新暦)を採用して12ヶ月を1月~12月の数字で表しますが、陰暦で使われていた「水無月」を6月の和風月名で使用しているのです。
陽暦は陰暦から1ヶ月ほど遅れており、陰暦の6月は陽暦の6月下旬から8月上旬頃にあたります。

梅雨の時期なのに「水が無い月」と書くのは不思議な感じがしませんか?
この理由・由来には諸説あります。

まずひとつ目。水無月の「無(な)」が「の」にあたる連体助詞だという説があります。
水が「無い」ではなく「水の月」であるという意味である、ということです。
梅雨明けにあたる陰暦の6月が、田に水を引く時期であったことする解釈です。

また、田に水を引くのでそれ以外の水が無い、暑さで水が干上がってしまうから水が無い月である、という全く真逆の説もあります。

その生活が自然と四季に密着していた古来の日本。
真逆の解釈がある「水無月」は、その地域によっても「水無月」の時期にずれがあったからかもしれません。

月の異名に「水」という字が入るこの時期。
生活を営む上で、大切な「水」が古くからの言葉に使われているのは今更ですが、当たり前で、尊いことですね。

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