花粉症
国民の4人に1人が悩んでいると言われている、つらい「花粉症」のシーズンがやってきます。
例年通り2月上旬に九州や四国、中国、東海、関東の一部から花粉シーズンがスタートすると予測が出ています。
花粉症は「季節性アレルギー性鼻炎」といいます。
植物の花粉が主に原因として生じるアレルギーですが、体内に 花粉が入ってきたとき、それを排除しようとする「免疫反応」によって、鼻水、鼻づまり、くしゃみなどの不快な症状を引き起こします。
春の代表的な花粉といえばスギやヒノキですが、スギは冬から飛びはじめます。また、夏はシラカンバ、秋はブタクサやカナムグラなど、地域によって異なりますが、季節性アレルギー性鼻炎を引き起こす花粉は一年中飛んでいます。
花粉症以外でもハウスダストなどが原因となり、季節に関係なく「通年性アレルギー性鼻炎」もあります。
どちらも空気中を浮遊する花粉やハウスダストなどの原因物質「アレルゲン」が鼻粘膜に付着することでアレルギー性鼻炎が引き起こされます。
さらには、放置すると鼻づまりが長時間続き、それが原因でさらにつらい様々な症状が出てきてしまいます。
特徴としては、透明でさらっとした鼻水、発作的で連続するくしゃみ、鼻づまり。目のかゆみが現れます。
花粉症を発症する人は、遺伝的にアレルギー体質であることが主な原因と言われていますが、その他にも都会に住んでいる人や、疲労・ストレスの多い人、偏食が多い人、不規則な生活を送っている人などが花粉症になりやすいと言われています。
そんな花粉症は「白湯」を飲むことで花粉症の症状を抑えることができるといわれています。
水を沸騰させたものが「お湯」ですが、沸騰したお湯をさらに約10分ほど熱し続けた後、そこから50度程度まで冷ましたものを「白湯」と呼びます。
この白湯の飲み方の1番のポイントは、少しずつ飲むことです。
1日につき約700mL~1L程度が摂取目安と言われていますが、飲みすぎると、むくみが出てしまうなど逆に体に悪い影響がある場合があるため注意が必要です。
花粉症以外にも、胃腸の働きを促す、消化機能を助ける、栄養素の吸収を促進する、リラックスでき眠りに入りやすくなるなど様々な効果があるのです。
白湯は免疫力を上げて病気を改善&予防する最強のものなのです。
ぜひ「白湯」を生活の中に取り入れてみませんか?
水瓶座(みずがめざ)
1月後半からの星座は、水瓶座(みずがめざ)です。
水瓶座は、太陽の通り道にある黄道十二宮に広がる大きな星座なのですが、四等星と五等星が形作っているので、見つけにくいと言われています。
この水瓶座について、ギリシャ神話に伝わる神話があります。わし座の神話にも出てくる美しい少年、ガニメド(ガニュメーデース、ガニメデなどとも呼ばれる)、が酒壷(水瓶)を抱いている様子を伝えています。美しい女性にも勝る容姿をもつと言われるこのガニメドは、ある日、大神・ゼウスの目に留まり、わしに姿を変えたゼウスにさらわれてしまいます。
ガニメドは、故郷を離れ悲しみにくれますが、やがてはオリンポスの山に留まり、ゼウスの側で酒を酌むなどして過ごしたと伝えられています。さらにゼウスはガニメドに永遠の若さを与え、神々の食事の世話などをしたとも言われています。
水瓶座はこのガニメドが水瓶を抱える様子を描いたという神話です。
実は、このギリシャ神話より古い時代から、水瓶座は水瓶から水が流れ落ちている形が描かれているものも見つかっています。なぜ水瓶が描かれていたのか詳細などは分かっていません。
一説には、黄道の星座が最初につくられたと考えられている古代メソポタミアでは、太陽がこの位置にある二月頃は雨季になっていて、水と関係が深いからではないかなどと言われています。
また、水瓶座の西にあるやぎ座も水に関係していますし、東にはうお座が位置しています。
そして水瓶から流れ出た水は、東のうお座の口に注がれています。
このような様子から、水瓶座は大切な水源のシンボルとして描かれたとも言われています。
また水瓶座のα星はアラビア名でサダルメリク「王の幸運な星」、β星はサダルスード「幸運の中でもっとも幸運なもの」などとても縁起のいい名前で呼ばれています。
水が関係していると思われる水瓶座。
古代から大切にされてきた星座なのではないでしょうか?
清涼飲料水
皆さんがよく耳に、そして口にするこの清涼飲料水ですが飲み過ぎには注意が必要です。
清涼飲料水とは、乳製品類とアルコール飲料以外の、炭酸飲料、果実飲料、野菜飲料、コーヒー飲料、茶系飲料、ミネラルウォーター、スポーツドリンク、乳性飲料(乳固形分3パーセント未満のもの)、機能性飲料などの総称だと言われています。
なぜ飲み過ぎに注意が必要かというと、コップ1杯の清涼飲料水に含まれる糖分をスティックシュガーに換算すると下記になるからです。
■炭酸系の清涼飲料水:約7本
■オレンジジュース(果汁100%)約3本
実に、このように多くの糖分が含まれていて、さらには清涼飲料水に使用されている砂糖は、消化吸収が早く血糖値が急速に上昇します。なので血糖値が高めの人はあまり好ましくない飲み物でもあります。 最悪の結果、肥満や糖尿病をはじめとする生活習慣病の原因にもつながります。
昨今の流行で、人口甘味料を使用した0kcal(ゼロキロカロリー)の清涼飲料水が販売されていますが、こちらも通常の商品に比べてエネルギーや糖分は少ないものの、厳密には100mℓあたり5kcal未満のエネルギーを含んでいますのでやはり飲みすぎには注意が必要です。
そして水そのものは、清涼飲料水ではなくミネラルウォーターなどと呼ばれます。
ミネラルウォーターの定義は、水のみを原材料にしているかどうかです。 また「ミネラルウォーター」も農水省のガイドラインで、細かく分類されていて「ナチュラルウォーター」は、地下水を原水として、沈殿、濾過、加熱殺菌以外の処理を行っていないもの。「ナチュラルミネラルウォーター」は、「ナチュラルウォーター」のうち、鉱化された地下水(鉱水)を原水とするものと決められています。 上記に当てはまらない「ミネラルウォーター類」は、「飲料水」や「ボトルドウォーター」と表記されています。 コンビニ等で買い物される際は、是非成分をチェックしてみてください。
またミネラルウォーターに含まれる3大電解質であるナトリウム、カリウム、マグネシウムは、全体的な健康や体調管理に大きな役割を果たしていると言われています。 これらの栄養素は血圧や筋肉の収縮を整えたり、血行の改善にも役立つという研究結果も多く出ていますので清涼飲料水が大好きな方は、少しずつ健康を意識してミネラルウォーターを多く摂るようにしてみてください。
ただ清涼飲料水の原料の中でも、水は欠かせないものです。 こだわりの美味しい水でつくられる製品等もありますので、いろいろと成分をチェックしてお気に入りを探してみてください。
備蓄水
大規模地震や水害などの自然災害によりライフラインが寸断されてしまったら・・・被害が広範囲に及ぶと、各家庭に水が行き渡るようになるまで数日、またはそれ以上の時間がかかってしまう場合もあります。
その際に、真っ先に必要になるのが水。
飲料水はもちろんのこと、食事の準備やトイレ、洗濯など欠かせない水を自分たちの力で生活できるよう防災対策として備蓄しておくことが重要です。
私たちの身体の6~8割を占める水は、生命を維持する上でたくさんの重要な役割を担っています。
水分補給を怠れば、あっという間に水分不足の状態になり、様々なトラブルを引き起こす原因となり、悪化すると生命を脅かす恐れもあります。
体重の約2%の水分が失われただけで、喉の乾きや食欲低下などが現れ、約6%まで及ぶと頭痛やめまいなどの症状に襲われると言われています。
そこに極度の緊張状態が続く災害直後は、疲労やストレスの蓄積により誰もが体調を崩しやすくなっていますので、飲料水の備蓄が生命を維持する上で大変重要な要素になると言っても過言ではありません。おおよど大人1人につき、1日2~3Lの飲料水が必要と言われています。
長期間保存が可能な水が便利ですが、水道水をペットボトルに入れて保管する場合は、蓋をして2~3日を限度に入れ替えするのが望ましいです。
万が一、ライフラインが寸断されても途切れなく水分補給ができるよう、できるだけ新鮮な水を保管しておきましょう。

水筒
命を支える水・・・そんな大切な水を貯えるため、昔から人々はアイデアを振りしぼり、様々な容器を作りだしてきてました。そんな容器の歴史は古く紀元前3000年ごろには中国やヨーロッパでは古くから『動物の皮革』を縫い合わせて容器として利用していたと言われています。
そして貯えた水を持ち運ぶ容器として水筒が誕生します。ここ日本でも『皮革』はもちろんのこと『ひょうたん』や『竹』やで出来た水筒が使われてきました。特に竹筒がよく用いられ、現在の水筒の原型になったと言われています。
江戸時代になると、そうした水筒に漆を塗ったり、家紋を入れたりして持ち歩いたそうです。その後、1897年(明治30年)頃になると『アルミ製の水筒』が多く使われるようになりました。軍隊が戦地で使うためにフタの部分に方位磁石の付いたものや、皮の紐が付いていて、肩から斜めに掛けられる仕組みの水筒も登場しました。
そして戦後、水筒の世界は大きく変化します。『プラスチック製』や『ステンレス製』などの水筒が、さらには『魔法瓶』が普及するようになって『魔法瓶の水筒』と呼ばれる革命的な水筒が登場しました。その後も水筒の進化は進み、保温・保冷効果を備え、かつ頑丈で割れないような水筒が普及していきました。
そして現代の水筒に用いられるものは、主にアルミニウム、ポリカーボネートをはじめとした各種の合成樹脂、ステンレス、さらにチタンなど軽くて強度のある材料で作られ、学校での遠足やピクニック・外出・職場など多くの場所で愛用されるようになりました。最近では、スープやおかゆを入れておくために適した形状のものなどが登場し、水筒の多様化が話題になっています。『マイボトル』と呼ばれたりたりもしてますね。進化した水筒の中から皆さんのお気に入りのマイボトルを見つけてくださいね。

寝る前の水分補給で睡眠の質を高めよう
残暑が厳しい毎日・・・寝苦しい日々が続きますが、十分に寝ているはずなのに疲れが取れないと感じることはありませんか?
それは、もしかすると睡眠の質が悪いのかもしれません。
人は必ず就寝中に汗をかきます。体から熱を逃すことによって深部体温を下げ、良質な眠りを促しているのです。
この水分が足りないと発汗による体温調節がうまくいかず、睡眠の質が低下しやすくなります。
また、暑いからといってエアコンや扇風機を常に使用していると、乾燥することで肌や喉を傷めてしまう可能性もあります。
睡眠の質を高めるためには、どうしたらいいのでしょうか?
それは、就寝前(寝る1時間前まで)にコップ1杯(150ml~250ml)の水を飲む事が睡眠の質を高める最適な方法だと言われています。
また睡眠の質を高める以外にも、病気予防(心筋梗塞や脳梗塞になるリスクを減らす)、美容効果(肌のうるおいが保たれる)、集中力が高まりやすくなる、太りにくくなる等の効果に繋がると言われており、あるお医者様は、この寝る前に飲む水を「命水(いのちみず)」とも呼んでいるそうです。
ただし就寝前に飲む水は、冷えたお水でなく常温のお水を飲むように心がけてください。
またカフェインやアルコールなどは、摂取すると入眠の妨げになりますので、出来る限り飲まないようにしてください。
今日から継続して始めてみませんか?
睡眠の質が高くなるのが実感できると思います。

アスリートの水分補給
【東京オリンピック2020】が開幕しました。厳しい練習を重ねてきたアスリート達が東京を舞台に繰り広げる様々なドラマや競技の迫力と感動を連日、伝えてくれます。
そんなアスリートにとってトレーニング中の水分補給は熱中症予防やパフォーマンスを落とさないためにも大事なことで、一日を通して水分補給を欠かしません。そして体の水分量はコンディションに大きく影響すると言われており、一番最適なコンディションを保つには、運動前後の体重の減少量(脱水量)を2%以内に収めることがベストだそうです。このようにアスリート達は、ライバルに勝つために日々、緻密に計算しながら適切な水分を摂取しています。(水の温度まで管理している選手も多いそうです)
また筋肉の65%は水分だと言われており、筋肉を大きくするために水分量を多く摂取したりもします。同時に、高タンパクな食事を日常的に摂取しますが、この高タンパクな食事によって生み出される老廃物があるそうです。水を飲んでこの老廃物を排出しないと、腎臓へのダメージが徐々に蓄積され、機能の低下をもたらしてしまう可能性があるので、水の存在がすごく重要になってくるそうです。
スポーツジムに行くと、ペットボトルに入ったミネラルウォーターを持ち歩きながらトレーニングしている人をよく見かけますよね。これは、このようにカラダ作りの効果を高めて、腎臓の働きを助けるために、トレーニング中に水を飲み対策をしているのが理由なのです。水とスポーツは密接な関係だと言うことがよくわかります。
それでは私達は、運動時にどれくらいの水を摂取するといいのでしょうか。こちらを目安にしてください。
■運動開始2時間前にミネラルウォーター(水)をコップ2杯
■運動開始30分前にミネラルウォーター(水)をコップ1杯
■運動中は15分~20分おきにミネラルウォーターをコップ1/2~3/4杯
■運動後15分以内にミネラルウォーターをコップ1~2杯
暑い夏、しっかりと水分補給をしながら、アスリート達に大きな声援を送りましょう。

肩こりには水が効く!
今、在宅勤務が増え、普段よりもデスクワークの時間が増えがち・・・・肩がなんとなく重い、肩が張っている感じがする、肩が痛い、といったさまざまな症状がある肩こり。そんな肩こりに悩まされる人が多いのではないでしょうか。
肩こりの原因は様々ですが、直接的な原因は「筋肉疲労」と「血行不良」だと言われています。筋肉の疲れが溜まっていくと、やがて血管が圧迫され血行不良が生じ、その血行不良が肩こりの症状になるというわけです。
筋肉の疲れが蓄積される原因はさまざまですが、そのひとつが「頭部の重さ」です。私たち人間の頭は5kg~6kg程度の重さがあり、それを常に支え続けるには相当な負担がかかっているのです。なのでデスクワークなど長時間同じ姿勢でいると、筋肉が緊張してしまい老廃物がさらにたまるという悪循環を引き起こしてしまいます。
この血行不良の改善に効果的といわれる方法はたくさんありますが、その中で最も手軽といえるのが「お水を飲む」という方法です。こまめに、そして適度に水分補給をしていくことによって血流が活発化し、さらには血液中に溜まっている老廃物や乳酸の排出をスムーズにするという効果が期待できるのです。この乳酸を蓄積してしまうと、肩こりによる痛みを増大させる要因にもなるので、その排出に働きかけることが肩こりの改善にとっては重要なポイントになります。同時に水分補給により血行が促進され酸素や栄養分を筋肉が吸収しやすくなり、これも肩こりの改善には良い影響を与えてくれます。
コロナで自粛が続く中でも、ご自宅でできる身体のケアは進んで行っていきましょう!

水無月
月日が流れるのは早く・・・新緑に包まれた5月も終わって、もう6月になりました。旧暦では、和風月名(わふうげつめい)と呼ばれる月の和風の呼び名を使用していましたが、6月の異なる異称として広く知られているのが「水無月(みなづき)」です。
これから梅雨で雨の降りやすいにも関わらず、なぜ「水が無い」と呼ぶのか不思議に感じたことはございませんか?
この「水無月」という呼び名の由来は諸説あるようですが、有力視されているのが『田に水を引く(入れる)水の月=水無月』というものだそうです。今まで水の無かった田に水を注ぎ入れる頃という意味となります。この時期の雨は稲が実を結ぶために重要なものであるため、豊作を願う人々の思いがこの呼び名に表れている、ともいわれています。
ここで言う「無」は「無い」ではなく、連体助詞「な」という意味で、現代語に置換えると「の」にあたるそうです。それで、水無月=水な月=水の月という意味で使われているとのことです。他にも「水月(みなづき・すいげつ)」「水張月(みずはりづき)」と呼ばれることもあるそうです。
また日本では古くからこのような季節や暦と和菓子が密接な関係をもっています。
6月の旬の食材である稚鮎をかたどった「和あゆ」という菓子や、季節の花である紫陽花を模したお菓子などもありますが、「水無月」と同じ名前の和菓子「水無月」がとても有名です。和菓子の本場、京都では特に親しまれていて、京都人の中には「これを食べずに6月は越せない」という人もめずらしくないということです。氷に見立てた三角形のういろう生地に、小豆をのせた和菓子で、気払い・厄払いにも良いとされています。
ちょっと一息、美味しい水と一緒に「水無月」を召し上がってみませんか?

おすすめの水中ウォーキング
長引く自粛、ストレス発散や健康のために「何か運動を始めようか」と思う方も多くいらっしゃるかと思います。おすすめは、「水中ウォーキング」。特別な技能や経験がなくても取り組むことができる上に、プールで運動することによる特有のメリットもあります。
何と言っても、水中ウォーキングは、普通の陸上ウォーキングと同じで有酸素運動になりますし、水の抵抗を体全体で受けるため、陸上のウォーキングより大きな脂肪燃焼に繋がるという利点があります。なんと水中の抵抗は陸上の10倍になるとも言われているので、普通のウォーキングに比べて多くのカロリーを消費することができるのです。水の抵抗によって筋肉により大きな負荷がかかりますが、その負荷に対抗して歩くことで、普段使わない筋肉が刺激され、筋肉量も増加、さらには水圧がかかるため血液の循環が良くなり、普段よりも血行が促進されるとも考えられています。このように体に良い効果をもたらします。
水中ウォーキングは30分〜1時間行うことを目安にすると良いと言われています。感染症が気になる方も多いかと思いますが、一般的にインフルエンザウイルスなどは水に弱く、プールなど湿度50%以上の環境下では不活化する傾向にあると言われているようです。スポーツ庁も、水泳授業に関しての通達で「プール水の遊離残留塩素濃度が適切に管理されている場合においては、水中感染のリスクは低いと指摘されている」と発表しています。
ただやはり「手洗いや消毒」と「運動前や運動中などの水分補給」はこまめにするようにしましょう。
